ー染め職人と創業者の思いー

ー染め職人と創業者の思いー

柿渋染めを天日干しして色が変化する。この事に興味を持っていた。
試作を何度も作るが思った色が出ない。
たまたま革屋の社長との雑談。

「皮なめしの話からタンニン鞣(なめし) 皮を革にする工程で使うタンニンの粉末がある。
粉を皮に付けると太陽光で色がつくよ。 布に塗ると良いかもしれない」
そんなアドバイスをもらった。

そこで染工所にタンニンの粉を持ち込んで帆布を染めることに。
流行の先端、ファッションの世界では毎年、新素材の提案が業績につながる。
織屋さんや合繊メーカー、商社との打ち合わせ。
多くの試作が来季のシーズンの度に繰り返される。
日々良くても悪くても新しいい提案が日課のファッションとは使い捨て。

そのような世界で50年近くやってきた。
あれから20年。
タンニン染めを帆布で染めるまったく逆の世界。
この布地で作る商品は何故か人を惹きつけるものがあるようだ。
布に塗り込まれたタンニンの力だろうか?


Tanntela 渡部 日吉丸


綿やナイロンの生地を染料で染める仕事を長年やってきた。
革に使うタンニンの粉を使って生地染めが出来ないか?
興味を覚え、引き受けてやる事に。

タンニンの粉を水で溶かす初めての作業。
微粒子の粉末を咳き込みながら容器に入れ、水で解いて攪拌する。
粉の種類によって混ぜる時の匂いは耐え難い。
時にはマスクは必需品。

機械に撒きとる時予想外の粘りに閉口する。
熱湯を使ってゆっくりかき混ぜる。時間のかかる作業。
色出しは染料屋さんと相談してビーカー出し。
安定した色は化学染料の様には出来ない経験を重ねた上での一発勝負の色だしとなる。


京都の染色工場 二代目 小西祥且


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